10年計画の決意
いつか、自分にしか出来ない「何か」を見つけて、「幸せになりたい」と思い続けていました。
それが何なのか、自分には何ができるのか。どうしたら「幸せ」になれるのか。
探しながらずーっと生きてきたような気がします。
夢みた職業は数知れず。
歌手に始まり女優、学校の先生、美容師、臨床心理士、編集者、作家、アパレルのプレス、スーパーFA(ファッションアドバイザー)、そして百貨店人。
その全てに共通するのが、「人の心を動かしたい」そして、「『私』にしかできない何かがしたい」という想いからだったと、思っています。
作品で多くの人を感動させたり、世に向けて問題提起をしたり、人と直接触れ合うことで喜んでもらったり、誰かの琴線に触れたり。
そんなことをお仕事にできたら素敵だな、と思っていました。
そうして25歳の私は今、夢のひとつを叶え、百貨店人として働きだし、まもなく丸3年がたとうとしています。
入社前、百貨店で働くのならばしてみたかったことは2つ。バイヤーか、イベントの企画。
バイヤーは新たな商品を提案したり、ライフスタイルまで踏み込むようなセレクトをしてみたり。
イベントでは多くのお客様へ満足していただいたり新たな関心を呼び起こすきっかけとなったり。ひいては百貨店という個を超えて、街全体の魅力アップへとつながったり。
そんなことを夢見ていました。
そして今、私はイベント担当として働いています。
誰もが一度は憧れるような職業に憧れはしたものの、チャレンジすることもなく自然と堅実な夢へと気持ちが傾いて。
入社したからには一生懸命楽しく働こうと努力していたら、気づいたらやりたいお仕事ができていた・・・とまあ、簡単にいってしまえば、そんな感じです。
毎日楽しく過ごしています。
でも。
少しずつ、モノを売ってなんぼ、の世界に違和感を感じ始めてもいます。
世界はとてつもなく広くて、まだまだやらねばならないことはあるのに、私の今の仕事が、ごくごく一部のリッチな人へ向けた「上質」の提供だ、という気がして。
なんだかモヤモヤしていました。
でも、何をしたらいいのか、それがわからなくて。
とりあえず、たくさんの本を読んでみたり、ピンと来た生き方をしている人を挙げてみたり。
個人的でかまわないから、自分が本当になにがしたいのか、2007年は「深く考え続けた」年でした。
そして、出した答えが。
10年後、「社会起業家」になる、ということ。
10年後と言えば、35歳。
この10年間を、漠然と過ごすのか、目標をもって計画的に過ごすのか。
この「社会起業家」というところへたどり着くまでは、長くなるので今回は割愛しますが・・・。
自分なりに、いろんな角度から考えに考えてだした結論です。
これからの日々は全て、その夢を実現するまでの日々!
そう思った瞬間、言い知れない高揚感。
この決意を忘れず、自分を支えていくため。
一人ぼっちではない自分を意識して生きていくため。
夢を掲げながらあまりにも無知な自分に気づくため。
日々、思いを新たに生きるため。
これからの計画や読んだ本、映画。実行したことなど。
具体的に綴っていけたら、と思います。
そうして誰にでも、壮大な夢を叶えるパワーがあるのだと、実証できたら・・・と思っています。