読書記録5

17、幸せをつかむ!時間の使い方  和田裕美
☆☆☆

やっぱり、何かを一生懸命に極めた人から学ぶことは多いです。
男性の書いたタイムマネンジメント本って、「いかにして効率をあげるか」がメインになっていることが多いような気がします。
でもこの本は「不器用な人のためのタイムマネンジメント」ともサブタイトルにあるように、「自分にとって有効だと思える時間の使い方ならばいい」というスタンスです。
人より時間のかかることもあるし、テンションの落ちるときもある。
結構人間くさいのだけれど、やっぱり仕事の話になるとビシっとしていて。
上に立つものとしての考え方とかも書いてあり、参考になりました。



18、デッドライン仕事術  吉越浩一郎
☆☆☆

これは部内で今回読している本。トリンプ元社長の吉越さん、徹底した9時5時主義で限りなく生産性をあげる達人です。
とりあえず「できます!やります!したいです♪」といってしまう私には「川があったら飛び込め」という姿勢は共感できる部分が多くて、楽しく読めた。

具体的には
・すべての仕事に締切日をいれる
・デッドラインの基本は明日
・発生した瞬間に取り組む

など、なるほどなるほど。といったところ。
心に響いたのは

「仕事というのは、息が詰まるほど集中してとりくむものだ。」
というフレーズ。

なんだかスコーンと自分の中で、「仕事」に対する考え方が変わったというか。

けっこう雑談とか、コミュニケーションも大切にしたいと思っているけれど、でもやるべきときにはそれほどの集中力を持ってして、目の前の仕事に取り組みたいと思います。

定時で帰るのは無理でも、めざせ「19時退社!」



19、新たなる「挑戦」夢をカタチにする時  渡邉美樹

☆☆☆☆

ワタミの社長というのは知っていたし、「夢に日付を入れる」でおなじみなのも知っていたけれど、特段興味ももっていませんでしたが、先日TVで「話す」渡邉さんをはじめてきちんと観て、なんだかとても素敵な人だな、と思いました。

そう感じたら興味がわいてきて、とりあえず図書館で彼の著作をまとめてかりてみて。

とっても熱いかたですが、やっぱり素敵なかたでした。
特に環境や農業、教育に福祉分野への進出など「想い」をもてなければできないことをしようとされていること、ほんとに尊敬します。

「毎日ワクワクする」ことが大切なのだと、思い知らされます。




20、富と成功をもたらす7つの法則  ディーパック・チョプラ

☆☆☆☆

英語の勉強用に、オーディオブックを入手していたのだけど、なかなか前進しないので、とりあえず意味をおさえるためにアマゾンで入手。

心の構えをつくるのには大切な本だと。

選択するときにいつでも「私が行うこの選択の結果はどうなるだろう?」「私が今行っているこの選択は、自分自身と自分の周囲に満足や幸せをもたらすだろうか?」と、問いながら私も生きていけたならいいな。


若干和訳が読み下しにくいけれど。
おそらく原文に忠実に訳してある、ということなので語句の理解にはいいかもしれない。





21、ふしぎな図書館  村上春樹

☆☆☆☆

最近村上春樹が面白いので、図書館に行ったらまず彼のところをチェック。
人気作家だけあって、先日はこれしかありませんでした。

ほんとにちいさなうすーい本で、内容はちょっと怖いのに、とても冷静な文体と、ポップな挿絵が奇妙な世界をつくっていた。

すぐに「実践」できる本はためになるけれど、こういう意味のない疑似体験的なことができるから小説は好きです。

齋藤孝さんも書いていたけれど、小説にはどうしようもなく理解できない人がたくさん登場して。

それにふれることで、自分の幅がひろがっていく感覚が好き。


そうそう、こういうことを考えるといつも夏目漱石の「三四郎」、先生の言葉を思い出す。


「熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より・・・日本より頭の中が広いでしょう。」


う〜ん、夏目先生流石。