読書記録1

目標は1日1冊で、年366冊!

1、古代への情熱−シュリーマン自伝−
 ☆☆☆☆
 信じた道をひたすらに突き進む情熱を持った人のみがてにすることのできる、「奇跡」について書かれている。シュリーマンの語学習得方法はまったくもってすごい。職場の先輩の本、元旦に一気読み。

2、フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる
3、脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める
 ☆☆☆☆
 どちらも著者は築山節さんという、脳神経外科専門医の方。これも先の先輩の本、元旦一気読み。年末に「ウェブ時代を行く」「フューチャリスト宣言」を読んだ後でのこの2冊は結構新鮮だった。
 両方に書かれていたのが「脳の回転数を上げる」ということ。
 そのための「ルール化」や「時間割づくり」など、レバレッジシリーズにも共通する部分も多数。非常に読みやすくて、すでに実行していることもあり、すぐに習慣に出来そうなこともあり。

4、ナイン・ストーリーズ
 ☆☆☆

 サリンジャーの短編集。これもおなじ先輩より。恥ずかしながら、サリンジャーを読むのは初めて。「ライ麦畑・・」も読んでいません。が、読み込なすうちに面白くなってきた。あまり好きではなかた村上春樹が最近好きになってきたのだけど、なんとなく展開の仕方とか、似てるところがあるな、と思いながら読んでいた。
ちょっとシニカルな子供の描き方がいい感じ。「エズミに捧ぐ」と「テディ」のエズミとテディにはかなり共感。
 「ド・ドーミエ=スミスの青の時代」の中にある、「生後三週間の赤茶色の口髭」って表現も好き。
 でも、やっぱり原書が読める位の英語力がほしいな。


5、社会起業家 −社会責任ビジネスの新しい潮流−
 ☆☆☆☆

 2004年発行なのでちょっと内容は古いけれど、代表的な社会起業家たちの事業内容であったり、起業をサポートするNPOの存在が書かれてあったり、入門書としてはとてもよかった。著者は斎藤槙。同じ大学出身ということで、ちょっとばかり親近感。
 ますます、なにかしたいなというワクワク感は膨らむ。
 現在の仕事をしながらでも、もっと地域社会や地球環境に貢献できるような活動はないだろうか。幸いそういうことが実行しやすい仕事なのだから、もっと積極的に提案しよう。
 きっと企業の社会的責任があたりまえのように問われる時代に、もう差し掛かっている。その実感をもつことに乗り遅れたら・・・考えるだけでも恐ろしい。
 そしていずれはグリーンMBA、興味あります。どうせなら、「プロ」を目指したい。そういったコンサルティングの需要はどんどん高まるのではないかしら。


6、初秋
 ☆☆☆

 ロバート・B・パーカー。これは借りた本。私立探偵スペンサーシリーズの中の作品。このスペンサー、かなり、アメリカンな男前。人として、高潔なのだ。ちょっとおしゃべりだけれど、品行方正なスポーツマン。
 依頼人の息子を1人前の男へと育てる過程はかなり興味深い。心を閉ざして何も感じなくなった少年の、まず体を鍛え、身なりを整え、指導を通じて圧倒的な信頼関係を築きあげるまでは、世の父親(候補)にぜひとも読んで、なにか感じてほしいな。

7、回転木馬のデッド・ヒート
 ☆☆☆☆

 何がいいって、タイトルがいいでしょ。こういう村上春樹のセンスって、抜群だと思う。朝のラジオで武田鉄也が村上春樹の話をしていて、なんだか読みたくなって、図書館に借りに。この言葉をここで、こんな風につかうか〜。というところばかりで、自分の中に引き出しを新しく作らなければ、とてもついていけない感じ。

 これからちょっとはまりそう。
 先日後輩に「サリンジャー村上春樹とすごいマサルさんって、私のなかで一緒のカテゴリーなんですよねぇ。」といわれて、さすがの彼女の教養を感じた。


 ペースとしてはまずまず、順調に進んでいるといっていいでしょう。
 全くジャンル無視ですが、それはこの際気にしないことにしようっと。